AIのトークン消費量は「いい感じで頼む」で増える——節約を3つの層で考える
AIのトークン消費量は、設定より先に「頼み方」から漏れています。
AIのトークン消費量は、設定より先に「頼み方」から漏れています。
トークン(AIを動かすたびに減っていく利用枠)の節約は、3つの層で考えると迷いません。
1. システムの層。AI側の環境を診断して直す
2. 人間の層。自分の指示の出し方を直す
3. 仕組みの層。1回で終わらせず、定期実行にする
僕はClaude系のアカウントを11個使っていて、節約しないと本気でやばい立場です。
だから3つの層を全部、自分の環境で実践してきました。
いちばん見落とされているのは、2つ目の「人間の層」。
僕がAIに叱られた実話から、お話しさせてください。
トークン節約、実はみんな検索している
もしあなたが「トークン 節約」で検索してこの記事に来たなら、それは珍しいことではありません。
先日リサーチをしていて、noteでは「トークン消費量 節約」系の言葉で検索する人がかなり多いと知りました。
じつは僕、トークン消費量を診断して改善までやってくれる有料noteをひとつ出しています。
これが、告知をほぼしていないのに2回完売しました。
1回完売するごとに500円ずつ値上がりする方式で、いまは3回目のターン。気づいたら残りわずかになっていました。
「買ってください」の投稿もほとんどなし。noteに置いただけ。
それでも売れていくということは、それだけ困っている人が検索窓に来ているということです。
ただ、検索して出てくる記事の多くは「コピペで終わり」のプロンプト配布です。
コピペで1回改善して、それで終わり。
それがもったいない理由を、3つの層の話で説明させてください。
層1 システム——AI側の環境を診断して直す
まず、AIが動く環境そのものに、トークンを余計に食う原因が溜まります。
Claude Codeのようなツールは、会話に載った情報を以後のやりとりに毎回載せ続ける仕組みです。
つまり、読み込むファイルが多すぎたり、設定ファイルが太りすぎたりしていると、1回の指示ごとに「毎回」余計なトークンが出ていきます。
僕の有料noteで扱っているのは、この層です。
AIに自分の環境を診断させて、無駄な読み込みを特定して、削る。
僕の環境では、これだけで消費量が目に見えて減りました。
無料で今日できる最小形もあります。AIに「毎回読み込んでいるファイルを全部列挙して、それぞれの文字数を数えて」と頼むだけでも、太っている場所は見えます。
この層の診断から改善までを、AIに丸ごと走らせるプロンプトにしたのが、先ほどの有料noteです。
完売するたびに値上がりする方式なので、気になる方は早めにどうぞ。
▼本格派トークン徹底診断→改善プロンプトを見てみる
https://note.com/ritsuto2525/n/nd0eabf5a8acd
ただ、システムの層だけ直しても、まだ漏れている場所があります。
それが次の層です。
層2 人間——「いい感じで頼む」をやめる
トークンを一番静かに溶かすのは、人間の指示の出し方です。
僕はシステム側の改善をやり尽くしたつもりでいました。
そこで先日、AIにセッションのやりとりを丸ごと渡して、こう聞いてみたんです。
「俺の指示の出し方で、悪いところがあったら教えてくれ」
返ってきた答えが、これでした。
「『いい感じで頼む』がダメです」
この指示をした時だけやりとりの回数が増えていて、トークン消費量も増えています、と。
実測値つきの指摘でした。
お、マジじゃん、と。
理屈は単純です。
「いい感じで頼む」には情報がゼロ。
AIは「いい感じ」の中身を推測で埋めるしかない。
推測して、作って、「なんか違う」と言われて、また作り直す。
このラリーの分だけ、トークンは静かに溶けていきます。
対策は「相互ルール」
僕がやった対策は2つです。
1つは、自分のルール。「いい感じで」を使わない。
もう1つが、AI側のルールです。
僕が「いい感じで」と言ってしまったら、AIはそのまま走らずに、質問して返す。
そうAIのルールブックに書き込みました。
ChatGPTならカスタム指示、Claude Codeならルールファイル。AIが毎回読む場所に1行書くだけです。
これが効きます。
疲れた日にうっかり「いい感じでデザイン決めてね」と言ってしまっても、AIが「こういうことですか?それともこっちですか?」と案を並べて聞いてくれる。
僕は「あ、Bで」と答えるだけ。
すり合わせが1往復で終わって、作り直しのラリーが消えました。
人間がルールを守り、AIにもルールを課す。
相互にルールを課し合うと、トークン消費はもう一段下がります。
層3 仕組み——1回で終わらせず、定期実行にする
トークン節約は、1回やって終わりではありません。
フォルダ整理と同じです。
一度きれいに整理しても、使っているうちにまた散らかって、消費量はじわじわ戻ります。
そのたびに手動で診断し直すのは、めんどくさい。
だから僕は、層1の診断が月1回、自動で回るようにして運用しています。
道具がなくても、最小形は真似できます。カレンダーに月1回の予定を入れて、同じ診断プロンプトを打ち直すだけでも効きます。
コピペで1回改善するのと、仕組みで回し続けるのと。僕は両方やってみて、戻ってこない方を選びました。
とくにAIを使い始めた最初の1年は、環境が育つスピードが速いぶん散らかるのも速いので、定期実行の効きが大きいと感じています。
今日からできる一歩
まず層2から始めるのがおすすめです。道具がいらず、今日できます。
いつも使っているAIに、これを貼るだけです。
このセッションのやりとりを振り返って、僕の指示の出し方に改善点があれば、根拠となる実際のやりとりを添えて教えてください。自分では見えない口ぐせを、AIが証拠つきで教えてくれます。
AIを直すより先に、AIに自分を直してもらう。
僕はこれで「いい感じで頼む」を名指しされました笑
あなたのAIは、あなたの何を名指しするでしょうか。
頼み方の先にある世界
今日の話は「AIへの頼み方」でしたが、その先があります。
頼まなくても、AIが裏で勝手に働いてくれる世界です。
頼み方を直すと、往復が1回減ります。
頼まなくてよくなると、その往復ごと消えます。
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あなたのトークンが、推測の埋め合わせではなく、あなたの創造に使われますように。
あなたのAI活用ライフに、震えるほどの幸あれ!(^~^)
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漫画でアンチグラビティー紹介してみました〜😁